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定期演奏会~銀吉屋視点~ [後編]

 

 

 

・「うしてそんなに優しくするの...?」

・「こなの、はじめて、、、」

・「んでんなに好きにさせるの、、」

 

 

ざっとこの辺ですかねぇ、

僕が女性によく言われる言葉。

ちなみに太字のところは、息を多めに含んだ、吐息にも近いような感じです。

 

あ、あと、

・「あんたの気持ちは知らんちゃけど、うちはあんたを、好いうとのに...」

・「そんないこくの女のどこが良いってのよ!」

・「っても、何も話してくれないじゃない...」

・「るいよ...」

 

罪な男ですねえ、、

いやー申し訳ない、、、

すみませんねまったく色男なものでして、、

 

幻聴?

ふ、ふざけるな✊😡💢

そんなことありません😤😤😤

 

実際に今、この通りブログを編集してるんですけど、

アクセントの位置を確かめるために僕が再現したので現実です。


こんにちは、銀吉屋です。

前回は暗いブログになってしまい、すみませんでした。

今回は明るくいきたいので、

僕の甘くてほろ苦い体験談も交えながらお話していきたいと思います。

 

前編は、言葉って大事ですよねって話でした。

まだ前編読んでない方はぜひこちらから読んでください!

 

【前編のあらすじ】

引っ越し先で声が出なくなった銀吉屋。

「勘当だ!」って言われて本当に家を出ることに!!

さらに仲良かったはずの人からは、

「出会わなければ良かった」と言われるお始末。

ワタシ、どうなっちゃうの~~~??

 

 

はい、ということで今日は後編をお送りします。

それでは早速参りましょう!

 

銀吉屋の中のおもしれー女「いだってそうやって、ほんっアナタって男(ひと)は勝手なんだから…」

銀吉屋「俺はんなつもりじゃ」

銀吉屋の中のおもしれー女「変わらないのね...貴方も、私も...」

銀吉屋「か、、冗談よせよ」


はいこちら、入学当初の僕です。

(銀吉屋の心の中のギャル「えやばぁい、えまじ無理なんだけど前髪死んだえ終わったんだけど」)

 

これは新歓合宿の時ですね。

サークルって部活に比べて活動が少ないじゃないですか。

だから1つのことに向き合う時間、

すなわち

仲間を作り、交流を深めるための時間が少ないなぁ思って

悶々としていました。

 

「大学入って話す人はうんまぁ一応できたけど、

ちゃんとした友達できないかもしれないどうしよう」

と、1年生のころ、しょっちゅう高校の友達と集まっては話していました。

 

 

その後、なんやかんやあって代表になり、

初練習の日に集合時間に集まったのが僕1人だけだったり、

代表陣が立て続けにメンタルブレイクしかけたり、

今年はそもそもコロナで活動がほぼできなかったりと、

まあ本当に刺激的な毎日でしたが、笑

先日の定期演奏会は、そんな悲鳴を上げながらも充実していた日々の大きな区切りでした。


定演はもちろんやりたかったですが、

その日を迎えるのは少しだけ嫌でした。

 

1年生のサポートや、2年生への仕事のアドバイス、

そして何より4年生にもたくさん携わっていただいて、

毎週何時間もZOOMで会議していた日々は、

とても充実していました。

楽しいことが少なかった2020年ですが、

この時間だけはきらきらと流れていったように感じます。

 

そしてそれが終わってしまうのが怖くもありました。

アンサンブルでは、

昔から練習後もずっと一緒で、

休みの日にも出かけたりすることが特に多かった先輩方と、

先輩・後輩でありつつも「共に後輩」でもある杉木と、

堀島さんが譜面に1から起こした曲を演奏しました。

 

信頼し合っているメンバーと、

楽譜を書き換えたりしながら、

(僕は音楽知識ないんでわかんないときは取り急ぎ「あーぶつかる和音ね(笑)」ってドヤ顔してただけですが)

1つの曲を舞台で演奏出来て、とても胸が熱くなりました。

 

一番良かったのは、曲中に先輩方と絶対目を合わせる場所があったことですかね。

「行きましょう」

「お願いします」

「楽しいです」

「幸せです」

そんな感情が入り混じったアインザッツを出しながら演奏し、

気付いたときには舞台袖にいて、

目を潤ませていた僕を先輩方が

「しょうがないなぁ笑」と言わんばかりのクシャっとした笑顔で迎えてくれていました。

 

 

(銀吉屋の中のおもしれー女「そんな顔しない...」)


さて、少し時計の針を戻します。

 

定演の数週間前の話です。

僕はチューバの森田さん(ブログはこちらから)に

共にお世話になりまくった同期と後輩に、

「いつもやられてばっかりだから、最後くらい後輩としてカッコつけないか」と切り出しました。

 

 

 

「明日よろしくお願いします!」

 

今までありがとうございました、その台詞を避けるようにしながら、

プレゼントと共に感謝を伝えることができました。

しかしここで誤算が生まれます。

(銀吉屋の中の銀吉屋が所属する男女2-2グループの銀吉屋と恋仲になる方じゃないヒロインの親友の活発な女「アンタなーんにもわかってないのね、ほんっとに鈍感なんだから、、!」

銀吉屋「そんな些細なことでいちいちキレんなよ」

前略活発な女「ささいなこと?もういい!アンタなんか知らない!!!あーあ、そりゃあの子も苦労するはずだわ、、」

銀吉屋「、、、、?」)

 

似合うだろうなと思って用意したネクタイ。

似合ってました。笑

 

ところが、3部の1曲目、指揮を振る胸元にそのネクタイがあるだけでグッと来てしまいました。

これから司会するのに!さすがに司会で初手から泣いてるのは意味わからんぞ!!!

 

自らに発破をかけ、なんとか堪えましたが、

voiceに入ったときは「技術技術!」ってタイプだったというあの森田さんが、

あんなにも楽しそうに指揮を振っている姿を見ることができたのは、本当に幸せなことだったなと感じています。

 

定演を通じて色んな感情が生まれ、埋もれそうになる記憶の中で、

「最高だった」と言ってくれたその言葉が、

今も脳裏に焼き付いて、定演から1ヶ月が経った今もまだ熱を帯びています。

 

(銀吉屋の中の妖艶なお姉さん「ほーら、おて、冷やしちゃだめだぞ?ほら靴紐もほどけてるじゃない、お姉さんが結んであ・げ・る♡」

ウブな銀吉屋「つひもぐらい自分で結べますy」

銀吉屋の中の妖艶なお姉さん「ね、コイ、したことある?」

ウブな銀吉屋「ええっ」

銀吉屋の中の妖艶なお姉さん「っかの如く熱くっ、とろけるような恋。

私、キミのことはそうね意外と、、、あり、、かも。...なんてね、、(笑)」)


迎えたメイン曲。

指揮を振るSNS係でもお世話になりまくっているささごんさんと目が合い、

落ち着きながらも感情をこめて、

むしろ感情を込めることぐらいしか取り柄ない!ってぐらいに込めて吹いたソロは、

どれくらい皆さまに届いたでしょうか。

 

僕も正直吹いているときのことは覚えていませんが、

涙を堪える所作がビブラートになって響いたことだけは覚えています。笑

 

オーボエのソロの方が先だったら多分泣いて吹けなかったと思います。

危なかった、、

 

(銀吉屋の中の丁度良い塩梅にか弱い女「ごめん、、なんか、涙があふれてきちゃった。。」

ワイルドな一面が出た銀吉屋「(ここの言動は皆さまなりの解釈でいいよん)」

銀吉屋の中の丁度良い塩梅にか弱い女「そんな顔もできるんだ、、ちょっといい、、かな。。笑」)


そして、アンコールの曲を演奏する前に4年代表である堀島さんに花束を渡しました。

 

ここだけは原稿を読むのではなく、

直接その時の感情で話そうと決めていたので、

少しぐだってしまいました。ごめんなさい。

 

本当に今までずっと一緒にいたので、

覚悟はしていましたがとても寂しいものがあり、

話し出せばキリがないので、うまく言葉をまとめることができませんでした。


定演翌日、

僕はアンサンブルの先輩方からプレゼントを頂いていたことを思い出し、

中を一つずつ取り出してみました。

 

1枚1枚を嚙み締めるようにメッセージカードを読み、

残す1枚は堀島さんからでした。

 

ここで伝えきれないほどの思い出があるのに、

メッセージカードはたったの1枚。

少し拍子抜けしました。

 

しかしそこには力強くこう書いてありました。

 

 

 

 

 

 

「Voiceで得た1番の宝物は銀との出会いです。3年間本当にありがとう。堀島正道」

 

 

 

 

 

 

(本当はあんまりこういうの外に言うものじゃないと思うんですけど、堀島さんのブログでもそのようなことを書いてくださっていたので掲載させていただきます。勝手にごめんなさい!!!)


人を挫くのが人ならば、

人を救うのもまた人です。

 

前編で紹介した話

ーーー「出会わなければよかった。」

 

挫かれて空いていた心の穴に、

狙い澄ましたかのようにピタッとはまりました。


今回のブログリレーでは

たくさんの言葉が綴られ、

その1つ1つから想いが伝わってきました。

 

言葉がもつ威力。

それを味わったのは僕だけではないと思います。

 

次回はいよいよ最終回。

我らが大御所ささごんさんは、どんな言葉を紡いでくれるのでしょうか。

僕も1人のファンとして楽しみです。


最後になりますが、

今回の定期演奏会の開催にあたり、ご尽力くださった皆さまに改めて御礼申し上げます。

 

 

そして、4年生の皆さん。

 

寂しいです。

 

こんなブログ書いていると銀吉屋引退するんかとか思われてそうで心配です。笑

正直、それでも悔いないぐらいの気持ちではあります。

 

しかし、

新しいドラマのためにもう一度舞台に立つため、

これからも頑張りたいと思います。

期待を裏切らないよう、気を引き締めていきますので、

どうぞこれからも応援してください!

 

本当に今までありがとうございました!

そして、これからもよろしくお願いします!!!!

 

 

 

(キザな銀吉屋「色んな女見てきたけど、キミが一番キレイだ。このプレゼント受け取ってくれないか。」

銀吉屋の中のおもしれー女「ええ、いただくわ。」

キザな銀吉屋「それと、、」

銀吉屋の中のおもしれー女「、、、、?」

想いを伝えるキザな銀吉屋「俺と(ここもみんなの妄想でいいよ)」

銀吉屋の中のおもしれー女「うーん、、ちょっと保留、」

百戦錬磨だった銀吉屋「ふん、おもしれー女」

To be continued...)

 

 

 

僕らの物語は、まだ続きます。

続けたいです。