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音と楽

 

銀吉屋です。

 

僕は先日、いつもより少し高い珈琲を片手に、

便箋と向き合っていました。

本来、机と椅子があれば手紙は書けます。

でもマク〇ナルド(ヒント:英語風に言うと、まくーなぅ)

とかだと、絶対に隣の中高生が恋バナを始めて、

全く集中できないので、極限の集中力を発揮するために

惜しまずに課金しました。


さて、

さすがに銀吉屋が最近少しだけ珈琲に課金した話をするだけの会になると

さすがにまずいので、ちゃんとvoiceの話をします。

 

こちらは、定演の後の打ち上げの写真です。

ずっと一緒だった初心者たちから、

プレゼントやメッセージを頂きました。

 

僕が書いた、定演後のブログにも載ってるので、

もしかしたら見覚えあるよって方もいるかもしれません。

 

 

あれから1か月。

初心者と一緒に教えてくれた人たちと

焼肉を食べに行った後、

賞状の授与式を行いました!

 

八王子の街中で急に始めたので、

近くにいたキャッチのお兄さんにすごい目で見られたけど、

気にしたら負けです。

 

 

そしてもちろんこれで終わる銀吉屋ではございません!

一緒になって教えてくれた人たちも含めて、

今年の初心者受け入れが成り立ったことは間違いないので、

僭越ながら代表という立場を存分に利用して、

感謝状を贈らせていただきました。

 

そして無事、課金して集中しながら書いた手紙は、

初心者の4人の元へと渡りました。


なんかただ単に僕が自分のことを

いい人アピールしまくってますが、笑

別にそんなことはありません。

 

でも、

1年間やってきて思い入れが強いことは間違いないので、

ブログに書かせてもらっています。


遡ること4月。

新歓演奏最初の練習日。

集合時間ピッタリの練習室の前には、僕以外誰もいません。

そのあと何人か来ましたが、

これはフラグかな?と思わざるを得ない、

波乱の幕開けでした。

 

そんな中迎えた新歓祭では、

楽器をやったことないけど体験してみたいという子が多数。

これは盲点でした。

なんとなく初心者歓迎!☻みたいな感じは出してたけど、

まさか本当に来るとは!

 

まぁでも、健全そうな雰囲気とお菓子に釣られて遊びに

来たんだろうな、と

半ば思いながらサークルの説明をしていると、、

あれ?あの子めっちゃ真剣に話聞いてね?

確か初心者の子だよね??

 

みたいな嬉しい誤算がいくつかあった後、

結果として、異例といっても過言ではないくらい、

多くの初心者が入ってきてくれました!

 

でも、喜んでばかりもいられません。

トランペット!?中学の仮入の時吹けなかったやつじゃん!

トロンボーン!?なんか腕うごかしゃいんじゃね!?

チューバ!?音低すぎて楽譜読めん!!

フルート!?授業でやった篠笛の知識しかねえ!!!

そして4人も同時に教えられねぇ!!!!!

 

ここから、藻掻き続ける1年が始まりました。

とりあえず自分でもあんまりちゃんと覚えてない知識を

並べてみたり、

先輩にもご協力いただいて、

月金のいつもの練習時間以外に見てあげるためのシフト表を

作ってみたり、

 

でもなかなか時間がなくて焦りを感じるときもありました。

そんな中、7月にミニコンを迎えて、、

この曲だけはできるようにしよう!

ってみんなで励まし合って、

あいみょんの「マリーゴールド」を演奏しました!

 

さらに、その1週間後。

降り頻る雨の中、

本来は5重奏の「涙そうそう」を、

安心して吹けるように、と倍の人数にして演奏しました。

 

協力して一緒に一生懸命吹いてくれたみんなのことを思うと、

胸熱ですね。

失礼しました、

熱盛と出てしまいました。

 

 

 

さて、そうしているうちにも、

定演が目の前にやってきました。

 

練習合宿ではとにかく特訓!!!!

 

また、帰ってきてからは、

こうしてそれぞれの練習状況を共有してアドバイスをして、

みんなで練習をサポートしました。

でもアドバイスを書いてくれたのは、

ほとんど先輩やそれぞれの楽器の1年生。

本当に彼らと文明には頭が上がりません。

 

(健気に「熱盛」で検索しているのはスルーしてね)

 

 

 

そして迎えた定演では、

ありがたいことに指揮を振らせてもらいました。

 

実は、初心者は全部の曲に乗るのは厳しいという判断の後、

どの曲に乗るかという話になり、

一緒に風之舞をやらないか、と志願しました。

本当は別の曲をやらせた方が良かったかもしれませんが、

ちょっとだけ僕のワガママです。ごめんなさい。

 

いろいろな事情もあり、

全員が乗ることは叶いませんでしたが、

円陣で号泣した後の僕は、

これ以上の被害を避けるべく、

なるべく初心者から目を逸らしながら

指揮台に立ちました。(笑)

 

こんな感じで、

いろいろとありましたが、無事に定演を終えました。

 

 

 

…と、大事なことを忘れていました。

藻掻き続けた中でたどり着いたのは、初心者講習。

 

 

長々と偉そうに語ってきましたが、

僕、実は楽器あんまり上手ではないんです。

今までいろいろな方に支えられて、

下手なりにも向上はしているつもりですが、

上手い方かと聞かれれば、僕的にはNOです。

 

voiceって僕なんかよりうまい人たくさんいるんですよ、

隣に高い壁があるから、自分も練習しなきゃ!って

気持ちに駆られるからそれはそれでいいんですけど、

とにかくあまり自分のことは上手いと

思わないようにしています。

 

そんな僕ですが、

初心者たちに教える立場になってしまいました。

自分と同じ楽器ですらちゃんとしたこと言える自信ないのに、

違う楽器となればもう諸手を挙げてひれ伏すほかありません。

 

だから、

僕の指導の多くは「音」の指導ではありませんでした。

その代わり、極力「楽」の方の指導に力をいれました。

これは初心者講習で実際に使用したテキストの原本です。

演奏に緩急つけたらグッと良くなるよ!って話なんですけど、

 

できるだけこう、楽しく、

楽器が思うように鳴らないと苦しいかもしれないけど、

少しでも感情込めて音楽ができるように、

音楽の「楽」の方を懸命に伝えました。

 

 

楽器が上手いに越したことはないけど、

それよりも、コンクールに出る強豪校でもあるまいし、

楽しくやりゃいいじゃん、と僕は思います。

少しはその想い、届いたかな…?

 

そして、

「好きこそものの上手なれ」

という言葉を、僕は割と信じています。


さて、来年度に向けた動きが本格化しています。

その中で、先日の総会では、来年度の係が確定しました。

 

新入生にvoiceの魅力を発信して勧誘する、新歓係。

そのメンバーは、

4人中3人が元初心者!!!

これはうれしいです、素直に。

1年間、楽しみながら成長した彼らが、

voiceの魅力を新入生に語る姿を見るのが待ち遠しいです。

期待。

 

 

僕は執行代から外れますが、

後ろから彼らの良さや「らしさ」を、

ひきたてつつ、サポートしていきたいです!

 

 

Voice of Winds 2020 まもなく開幕です!