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パーカーの紐をキュっと引っ張る想い

はじめまして。Voice of Winds 17期、バスパートの吉田です。

好きな食べ物はチョコレートで、Lindt(リンツ)推しです。

サークルではコントラバスとエレキベースを担当していました。

今回の定期演奏会には欠席しましたが、この立場から書けることがあればと思い、ブログリレーに参加しました。


 突然ですが、あなたは自分に自信がありますか?

 

 私はどちらかというとありません。

 つまらない人間です。

 

 出身が新潟県なのに、お米の味は全く分からないし、スキー場に行ったこともありません。方言や訛りもめったに出ません。色々な人に「面白くない」と言われて、(芸人になりたい訳じゃないのに!ひどい!)もともと無かった自信が未来の分までえぐられてしまったようです。

 

 おそらくvoiceでも、真面目な部分(練習や係の仕事)で協力することぐらいしかできませんでした。

 練習後のご飯に誘われたくなくて京王バスで寝たふりをしたり、打ち上げや追いコンを即「欠席」にしたりと、非常に内向的な人間でした。

 こんな私を許してくれた今までのvoiceに、まずは感謝の気持ちを伝えたいです。

 去年の今頃は、今回の定演にはもちろん参加するものだと思っていたので、「今年もたくさん練習しよう」などと意気込んでいました。

 ところが、新型コロナウイルスの影響で、対面で行う課外活動は「原則」停止されてしまいました。サークルはできないし、授業はオンラインだし、就活は地元でしたい。東京のアパートにこもって過ごす意味がなくなってしまった私は、実家に帰省することを決めました。


 voiceメンバー数名の頑張りによって、voiceによる定演とそのための練習の実施は、大学から条件付きで許可されました。サークルとしては嬉しいことです。しかし、それは「参加できない自分」が生まれてしまうことを意味しました。

 

 サークルのメンバーは優しいので、「第二部の4年生ステージはみんなで作りたい」「色々考えて決断した事だと思うから、そうした人の思いも背負っていい演奏会にできるよう頑張るね💪」などと言ってくれました。もちろん「あえて何も言わない」という優しさもあったと思います。素直に受け取ることができたらよかったのですが、自分の気持ちに向き合えば向き合うほど、それは難しく感じました。

 

 みんなが笑顔で映る写真は、「参加したいのにできない」悔しさを膨らませます。定演に出なかった私は、先輩からも後輩からもすぐに忘れられてしまうでしょう。定演は楽しみなイベントではなくなってしまい、その前夜、こっそりとグループLINEを退会してしまいました……。(重要な連絡はSlackでお願いします。ごめんなさい)

 

 今でも、定演関連の写真や動画をじっくりと観たい気持ちにはなれません。自分がサークルに参加できなかったことを認めたくない気持ちがあります。一生懸命練習したみんなには申し訳ないのですが、あとで録音を聴き返したとき、どこか物足りない部分があってほしいです。

色々な事を書いてしまいましたが、定演から時間が経つにつれて、「そろそろ動画も観てみてみようかな…」という気持ちが出てきているのも事実です。

観るにしろ観ないにしろ、自分で決めたことにはきちんと納得してから卒業したいですね。後悔しない決断とはそういうものだと思います。

 

楽器(おそらく吹奏楽)はもちろん続けるので、どこかの楽団に入ったら、ぜひ演奏会の宣伝もさせてください!

 

ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)

明日はホルンのあのメンバーが登場します!