お久しぶりです。笹子です。
ブログを書くのは定期演奏会の時以来でしょうか。
あの時のブログを読み返していると、当時の思い出がよみがえってきます。
たくさんの楽譜を抱え練習と係の仕事に追われる日々。本番当日は緊張して、失敗してしまった所も成功した所も良い思い出です。打ち上げでは4年生との別れを惜しみ、笑い、語り明かしました。
あぁ、こうしてSNSやブログに記録を残しておいて良かった。
あの時の想いをこうして振り返ることができました。
そして、それと同時にあの時の私は次年度の活動をとても楽しみにしていたことを思い出しました。
ブログやSNSはそのひとつ。
日々の活動がどう記録されていくのか。銀吉屋はどんなお笑いで夏の暑さを冷やしてくれるのか。
自分が今まで取り組んできたコンテンツなので、就活のモチベーションとして楽しみにしていました。
…しかし、今年のボイスの活動予定はほとんど潰れ、SNSで宣伝することも無ければ、ブログに書くこともない。
このまま空白の1年が終わろうとしています。
せめて、定期演奏会だけでも!
4年生の最後のステージに!
どんなカタチでもいいから開催したい!
ということでVoice of Windsは、現在定期演奏会の準備を進めています。
しかし、大学側の認可が必要らしいです。絶賛審査中。
しかし結果を待っている余裕もなく、開催する前提で様々な人が動いています。
もしかしたらサークルや大学に行けないことで、モチベーションが下がっている部員もいるかもしれません。
同感です。
私も担当楽器が学校楽器ということもあり、吹奏楽と距離が離れてしまいモチベがあまり上がりませんでした。
このご時世で「誰かと音楽」は非常に難しいです。
もちろん演奏会を開催するうえで、全日本吹奏楽連盟のガイドラインやボイス独自に出した予防策に基づいて練習や本番に臨んでいますが、この行為は大丈夫なのか、どの程度なら大丈夫なのかと常時気を張りながら過ごすことになります。
霧のような、暗闇のような、そんな不安の中をもがいて進んでいくようです。
それでも連日slackで連絡を発信したり、参加したzoomで話している人からはそんな不安は感じられませんでした。
いや、表に出していないのでしょう。
思うようにできないかもしれない。そもそも開催が延期されたり、中止になるかもしれない。
本当になにも無いまま一年が終わってしまうかもしれない。
それでも演奏会に対して真剣に向き合い、たまには弱音も吐いて、笑って、一緒に考えていく姿を見て、自分も見つめ直さなければいけないと思いました。
こういう人たちが集まって創る作品はきっと良いものになるって信じてるし、ついていきたいと思えます。
「少し距離を置いて、関わっていればいいや」
そんなの申し訳ない。
こういう時だからこそ周りの刺激を貰えるzoomがあってよかったなぁと思いました。
今もこうしてzoomを繋いで、同期の話し声をBGMにブログを書いているわけですが、なんか落ち着いて筆が進むもんです。
こういう時は心地が良いって言うんですかね。久しぶりの感覚です。
ということで、現在のボイスの状況はこんな感じ。
コロナの中、積極的に動いている自分が正しいのか。
安全を考えて動かない自分が正しいのか。
吹奏楽だからこそ集団を重視すべきか。
大学のサークル活動だからこそ個人の決断を重視すべきか。
周りから刺激をもらい、自分の中でも気持ちの動きがあったものの、依然としてトンネルの出口は見えないままです。
不安定な不安に迷わされる。
今夜もそんな寒い夜。
コメントをお書きください