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東北ボランティア 2019冬便

 

3つ上の先輩から「東北ボランティア行かない?」と

お誘いを受けてからもう1年以上経ちました。

東北ボランティアの内容については、

以前のブログを読んでください。

 

時の流れに身を任せる派なのもありますが、

日本人として、

 

被災地に1度も行かないというのも良くない気がして、

これも良い機会かな、と行ってみることにしました。

 

 

僕にとって1回目の東北は、

たくさんの先輩たちに支えられながらの体験でした。

とにかく自分のことで精一杯でしたが、

実際に被災現場を目の前にすると、

言葉を失うほどの迫力があったことをよく覚えています。

2回目は今年の夏。

今度は後輩たちに囲まれながらの東北です。

ボランティア隊の副リーダーを任され、

自分も様々なことを感じながらも、

後輩たちの真剣な目や、

短い時間ながらも成長する姿を見て、

一緒に来られてよかったなと思ったことを覚えています。

 

この活動はじめた人、ほんとにすごい!

次回もがんばろう!

 

…と思っていたのですが、

どこか心浮かない自分がいました。

思い返せばそれは毎回な気がします。

演奏するのは好きだし楽しいけど、

被災地巡りは正直、精神的にしんどい。

 

震災遺構を見て楽しい訳がないのだから、

全員そうだと言われればそうなのですが…

 

 

でも目を背けてはいけません、

もっと辛い思いをした人がたくさんいます。

甚大な被害を被っていない僕たちは、

せめて向き合おうという姿勢を見せなくてはなりません。

被災現場そのままの様子です。

 

これらは、

先ほどアップした被災場所の、

被害を受けていない箇所や、被災前の姿です。

 

被災前の写真の感想は、もうめっちゃシンプルです。

「普通だな」です。

上が高校・下が小学校の写真ですが、

どこにでもある、めちゃくちゃ普通の学校です。

運よく被害を免れた僕が通っていた学校と大差ありません。

同じ普通の学校に通う生徒なのに、

こうも運命が違うのは、、

うん、言葉にするのは難しいです。

 

 


でも、

本当に自分にできることを見つけてやるしかないです!!

今回もたくさん収穫がありました!

今回はvoiceからの参加者数が少なかったこともあり、

主催している東洋大学や、

一緒に活動している、千葉大学の吹奏楽団の方々と

とても仲良くなれてうれしかったです!!

 

何度か東北でご一緒したことあるけど、

あんまり話す機会がない方も多かったですが、

今回の交流を機に、

「東洋大学・法政大学・千葉大学の人たち」

ではなく、

「Sound Voice」という1つのチームとして、

より一体感を持って、今後も活動できたら、

きっとこの活動はもっと楽しいものになるはず!!

 

そして、活動の中でもかなり重要な任務のひとつ、

現地の中高生との交流!

 

今までは、勇気を出して話しかけることまではできても、

なかなか話を続けることができなくて

気まずくなっちゃったりしていました。

 

ですが、今回!

最初こそは苦戦したものの、

本番後の昼食タイムでは、

なんとか自分のペースに持ち込むことに成功し、(笑)

現地の中学生たちと楽しくおしゃべりすることができました!

 

これは、僕自身の成長でもあり、

それはそれで結構自信にもなったのですが、

それ以上に、何度か足を運んでいたので、

中学生たちもリラックスしてくれたのかな、と感じました。

 

voiceの他にもう1つ入っている団体でも

重々感じていることでもありますが、

継続して何度も会いに行くことってめっちゃ大事なんだなと

改めて思いました。

 

 

それに付随してめっちゃ余談なんですが、

演奏後、チューバの子が楽器を運ぶのに苦労していたので、

運ぶのを助けてあげました。

お礼を言われて立ち去ろうとしたら、、

 

「あの、テレビ出てました?」

って聞かれちゃいました!いやん!!!

これのことですね!笑

以前のブログでも少し触れましたが、

苗字が珍しいとのことで先日TV出演を果たしました。笑

(日テレさん映像お借りします!)

 

まさか違う楽器の子に名前を覚えててもらえるなんて!!

よく「銀吉屋って色々強烈だよね」と言われるのはさておき、

東北の中学生にまで認知されているとは思いませんでした。

これは迂闊に街中歩けませんねぇ、、、


さて、話がそれてしまいましたが、

僕が伝えたいことは、

 

苗字だけじゃなくて、

「合奏中の返事の声がでかい、ユーフォの兄ちゃん」

程度には認識されるようにこれからも頑張ります!!

ということと、

 

僕がもう1つ所属している団体でも

ひしひしと味わったことでもありますが、

地道に何度も会いに行くことってめっちゃ大事!!!

ということです。

 

仮に、時を戻して地震を止められる能力があるのなら

欲しいですが無理です。

でも、

年に何回か訪れて、ちょっとだけ元気を与えて帰ってくる

ぐらいなら多分僕にもできます!

 

そしてできれば、

より多くのメンバーとこの体験を共有したいので、

これを読んでくれている皆さんはぜひ、

一緒に行きましょう!!

 

来年度も東北ボランティアに関しては

副リーダーをやらせていただく予定なので、

そちらの方も頑張りたいと思います!!

 

 

がんばれ自分!!

がんばろう日本!!!