東北に向かうバスの中でなんとなくTwitterを開いたら、
ブログ更新のお知らせが。
軽い気持ちで見てみると1週間連続ブログ投稿の宣言が!
ということで怒濤の投稿祭りなのですが、あと2日、どうかお付き合いを。
どうもこんにちは、代表です。
先日、東北に行ってきましたので、予定通りそのことを書きます。
面白かったことや楽しかったことは明日の投稿分に掲載しますので、
今回はちょっと固めの内容かもしれませんが、是非。
東北ボランティアって何してるの?
まずこれですよね。
東洋大学の吹奏楽サークル、Sound Gardenさんと、
法政大学の吹奏楽サークル、Voice of Windsで
タッグを組んで、Sound Voice(以下SV)という団体を結成しました。
そしてSVと東日本大震災の被災地である南三陸町の中高生たちでバンドを組み、
お祭りで演奏しています。
吹奏楽を通して交流をして、一瞬でも辛い気持ちを癒やしてあげられたら・・・
そんな想いから始まったそうです。
Sound Gardenさんはもっと行ってるらしいですが、SVとしての活動は
夏と冬の年2回。
ちなみに僕は昨年の冬に引き続き、2回目の参加でした。
2日目の朝にバスで被災地に到着し、被災地を見学します。
被災を受けた、大川小学校です。
よく見ると、2階の天井までもが津波の被害にあって破壊されています。
全校生徒108人のうち、死者・行方不明者は74人にものぼったそうです。
今これを読んでいる方も、胸を痛めている方多いと思いますが、是非実際に行ってみて下さい。
言葉にならない脅威を感じます。
続いて見学したのは、高野会館。
説明にもある通り、ここにいた人々は正しい知識と判断のもと行動し、全員助かったそうです。
そうはいっても壊滅的な被害を受けると共に、ギリギリの高さまで津波が到達していることがうかがえます。
だいぶ湿っぽくなってしまいましたが、
ここからは前向きな話題を。
まだ2回しか被災地に脚を運んだことのない人間がこんなことを言うのはもしかしたら失礼なのかもしれませんが、
とにかくやれることを頑張ってやるしかないと思います。
東北ボランティアに行く人を募集したとき、
ある初心者から相談を受けました。
「行ってみたいけど、まだ下手だから・・・」
中高生に楽器を教えてあげることも交流の1つなので、
それが難しいというのは確かにありました。
ですが、
初心者であろうとなかろうと、参加するには練習をきちんとすることは絶対条件だけど、
上手い演奏をすることだけが目的ではないし、
行っていろいろなものを見たり、現地の人と交流したいという気持ちは大切にしてほしい
ということで、迷わずOKを出しました。
聞けば、東北ボランティアに興味を持ったからvoiceに入ってきてくれた1年生も複数いたそうで。
これには驚きました。
1年間の活動の流れを新歓期に説明した代表のおかげですね。笑
というのは冗談ですが、笑
この活動を続ける意味というのは確かに、確かにあるとそれを聞いて実感しました。
これからも継続することが大事ですね!
今回voiceからこの活動に参加した人は、初参加の人が多かったのですが、
みんなそれぞれ色々なことを感じたみたいですね。
さて、ここで少し話が逸れますが、
今回の活動の参加の有無に関わらず、
今年入ってきてくれた、初心者のみなさんへ!
周りはみんな部活で吹奏楽をやってきた人たちばかりのなか、
よく入ってきてくれました。
他のみんなも言ってるけど、
大学に入って吹奏楽を始めるのはハードルが高いのに、いつも頑張っていて本当に尊敬します。
最初は基礎練ばかりでつまらなかったと思うけど、それを頑張って続けた結果、
入ったときとは比べものにならないぐらい、綺麗な音になりました。
よく「演奏の邪魔になっちゃうから・・・」みたいな消極的な相談を受けることがあります。
気持ちはよくわかるし、実際、課題はまだまだ山積みだし、仮にコンクールだったら吹くなと言う箇所があるかもしれません。
だけど、みなさんの努力は着実に実りはじめているし、
演奏ではまだ他の人に助けられているかもしれないけど、それでいいんです。
みなさんの努力する姿は、僕も含めて確実に他のメンバーへの刺激になっています。
去年、とある大きな楽器を吹いている先輩に、
僕もつきっきりで教えてもらっていた時期があって、
本当にいつもありがとうございます、とお礼を言ったときに、
「普段真面目に頑張っている人が報われるように俺も頑張ってるだけだから」
と言われたことがあります。惚れた。
すでにみなさんは、なんとか少しでも上手くなろうと必死な背中を見せてくれている、
貴重な、そして大切なvoiceの戦力です。
みんなの真面目な頑張りがもっと報われるように、教える側も頑張るから、
一緒にこれからも頑張ろうね!
話がだいぶ脇道に逸れてしまいましたが、
最後にもう1つだけ、東北ボランティアの話題に触れて終わります。
現地の中高生との交流も大きな目的の1つだと書きました。
最初の合同練習の後、ある1年生に中高生と喋れたか聞いてみたところ、
あんまり話せなかったそうです。
しかし翌日の練習の際にチラッと見てみると、
一生懸命に隣の子に話しかけてコミュニケーションをとっていました。
嬉しかったです。
もしかしたら少しぎこちなかったかもしれないけど。
下手くそでも何でも、頑張って藻掻いている姿は、
必ず誰かの心に届きます。
それは初心者の練習もボランティアも一緒だと思います。
僕も、合奏中に1番元気で大きな声を出そうという、
そんなに高くもないしバカみたいだけど、ちょっと頑張らないといけない目標を実は決めていました。
所詮僕に出来ることなんてそれくらいなのかもしれません。
しかし、出来ることを全力でやろうとすることが、
今、わたしたちにできる唯一の復興への手伝いだと信じて、
また東北に行きたいと思います。
長くなってしまいました。
今日はこの辺で、明日のブログもお楽しみに!
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